人間になりたい類人猿

人間以前の技術屋ブログ

2016年をまとめた結果、転職活動だけが残った。

早いもので2016年もあと半月。
ふと思い出してみると

・本格的にプロデューサー化した。
・フットサルやスキー、ジムなどアウトドア活動をし始めた。

とかとか、トピックスはあるものの、やっぱり【転職活動】が一番かなと思った。
※まぁプロデューサー化したというのも大きいトピックスではあるのだけど

せっかくなので一年の振り返りと、悩める就活生や転職を考えている人向けの参考資料として、転職活動に関してまとめてみる。


1.転職活動の結果

まず転職活動した結果、ゲーム会社3社からオファーをもらい(全部で10社程度受けた)
その中で条件諸々を見極めて決めた。

2.転職活動の理由

そもそも「なんで転職しようと思ったの?」という部分。
やっぱりプラスの要因だけじゃなくて、マイナスの要因も当然あった。

<プラスの要因>

(1)就活生時代の願望が再燃したから

3年目も半分を過ぎ、「このままこの仕事内容で良いのか……?」という疑問を持った。
転職サイトを見ながら「自分が何をしたいのか」を考えていた時、やっぱり就活生時代に主に受けていた
ゲームやアニメ等のサブカル業界に興味が集中している事に気づいた。

そしてその同時期にゲーム開発の基礎みたいな本でUnityに触れていて、IT業界での知識をある程度活用できるであろうと考え、
「ゲーム業界で働きたい」
という願望が再燃した。

(2)自分の市場評価を知りたかったから

所謂節目の3年目。社内評価がブラックボックスの現職では「実際自分が外でも求められる人なのか」が分からなかった。
なので、とりあえず転職活動をしてみて、外の人の反応を見ようと思った。
色々受けてダメだったらダメで良いと思ったし、それで何が足りてないのか分かる気がした。

(3)今しかないと思ったから

4年目になると、未経験の業界にはかなり難しくなる。
なので今年が挑戦するなら最後のチャンスだと思った。

(4)コード書くのがやっぱり楽しかったから

現職の今の立場だと、どんどん上流工程ばかりになってしまう流れが出来てしまっている。
家で細々と作ってはいるもののまだまだ実装が下手くそだし、もっと書いてレビュー受けたいと思った。
そして下手くそでもやっぱり自分で書いて作るのは超楽しい。
書いてる時は脳みそグニグニするし、バグ出たり動かないとヒャッハーするけど、やっぱり思い通りに動いた時は最高にエモい。

<マイナスの要因>

(1)もっとコード書きたいのに書けない環境になったから

どんどん上流工程だったり、新規サービス企画に行ってしまって、
実際のコードは外部ベンダーや別部署に投げる様になってしまった。
作りたいとは言っていたものの、会社として従業員の要望を聞く様な体制が整っておらず、通らなかった。
であるならば、自分自身の居場所を変えるしか無いと思った。

(2)自部署全体のモチベーションに対する不満があったから

部署全体として、特に新規サービスも新しいモノも求めておらず、
今ある製品が、「楽に売れれば良いし」「これ以上新しいタスクを増やすな」という意思が感じられた。
でも「部長の意向だから……」と受け入れていて、誰も反発しないのが不満に感じた。
(まぁこれは僕も含めて反発していないので、僕も同じ穴のムジナなのだけど……)

(3)会社自体が親会社に吸収されそうになっているから

現職自体の事業が上手く行っておらず、どんどん親会社に吸収されそうな流れが出来ており、
正直親会社の文化は合わないと感じた。

(4)開発隊から三行半を突きつけられた様に感じたから

端の端にあった理由。
新規サービスの企画チームに入っていく事になった時に、今までいた開発隊から離れる事になった。
正直あまり優秀な方ではなかったし、とうとう三行半を突きつけられた様に感じてしまったから。
「君もう要らないからあっちいって」的な感じ。
バグ起こした事はほぼ無かったが、何かダメな要素があったのかなと悩んだ。
そもそも嫌われてたかなって……

3.どんな事をした?

じゃあ転職しようと思った時に何をしたのか。

(1)自分のスキルの棚卸し

何でも良いから出来る事を列挙してみた。
使ったツールや作ったもの、業務かそうでないかにかかわらず書いた。
んで出し切った後は、「語れるエピソード」か「見せられるモノ」があるやつだけに絞って、職務経歴書に反映した。

(2)エージェントに登録した

やっぱり自分一人でやるには仕事にかまけて動かなくなりそうだから、(全落でもいいとは言え)本気でやるという意味も込めてエージェントに登録した。
エージェント自体の感想は「超便利」
・企業の紹介
・履歴書/職務経歴書のレビュー
・先方への履歴書の送付
・書類提出時の紹介状/面接後のフォロー
・面接時間の調整/面接結果の催促
これを全部「タダ」でやってくれるから凄い。
※よく「エージェントは適当な会社にとにかくマッチングさせる」みたいな事も言われるけど、
正直「適当な所を選んだあなたが悪い」と思う。
確かにそういうエージェントさんもいるんだろうけど、拒否らない時点であなたもお察しでしょうと。

(3)業界に対してアピールだったり、興味を実践しているのを示せる何かを作る

どれだけ程度が低くても良いので、何か見せられるモノを作った。
理由としては、やっぱり未経験業界にいく事になる時に、
「興味あります!でも勉強は今からします!」って人と
「興味あります!なのでちょっと勉強してこういうの作りました!(でもまだまだなんだ)」って人
どっちがエンジニアらしいかと考えると火を見るよりも明らかだと思ったから。

その他、転職活動の為じゃなくてたまたまやってた事で、実は役に立った事は
(1)細々とでもゲーム業界の技術に触れていた事
(2)業務以外で開発をしていた事
(3)自分のハマっているゲームに対して「なんで良いと思ったのか」「どこを改善したほうが良いか。それはなぜか」を考えるようにしてた。
な感じ。

4.やっておけばよかった事

逆にやってやっておけば良かった事は

(1)細々じゃなくて実績を残しておけばよかった

やっぱり細かい部分をツッコまれたり、じゃあちゃんと実績残してるの?と言われると詰まってしまった。

(2)業界知識がやはりまだまだ足りていなかった

これから業界自体がどうなっていくかを自分自身で考えられる程の知識量が無かった為、
どこかで聞きかじった内容の焼き増しになってしまっていた。

5.新卒って……

絶対に二度とやらんと思った就活だったけど、結果的に二回目をやってしまった。
でも、多分大学の頃からこういう事が出来ていたら、就活に苦しむことは無かったのかなと思った転職活動だった。

とは言え、同時に新卒採用の闇というか無駄さも感じた。
※前提として総合職&ポテンシャル採用のしがらみは理解しているつもり

(1)ESという大喜利の無駄さ&履歴書手書きの無意味さ

基本的に転職で必要なのって
・履歴書
職務経歴書(何やってきたののまとめ)
・その他作品提出とか
だけで、履歴書も職務経歴書も印刷でOKだった。
新卒の時は大喜利並の謎書類を頑張って手書きして、履歴書も沢山手書きしてってやってるのは凄い労力の無駄だなって

(2)グループワークという運ゲーの無駄さ

あれは本当に無駄だと思う。以上(暴論)

6.終わりに

まぁこんだけ大量に書いてきたものの、
結局まだ入社してないから、実際問題成功か失敗かは分からない現実wwww
でも動いた事に後悔はないし、希望を持っているから良いかなって。
一旦フラットに初心に帰って、来年からまた頑張ろうと思う( ・´ー・`)

以上